2015年1月20日火曜日

Letter of Credit(その3)

行けるところまで、「Letter of Credit」(信用状)についてです。

前回でも引用しましたが、
「横浜企業経営支援財団」の「役に立つ貿易ワンポイントレッスン」が、
英文の説明も含めて、
なかなか分かりやすいです。
http://www.idec.or.jp/kaigai/report/column/

その「第6回 Letter of Credit(信用状)について。その1」によると、
「B/L」(船荷証券) では、
「Buyer/Importer」のことを「Notify (Party)」と呼ぶようです。
「Notify」は普通「通知する」という動詞として理解しますので、
これだけ単独で使われていたら、
英語の下手な人の間違いだと思ってしまうでしょう。

上記も含めて、
各船積書類によって、
同じ当事者を表現するにも異なる英語を使うという、
非常に理解しにくい慣習があるようです。
http://www.idec.or.jp/kaigai/documents/detail_7.pdf

名詞「tenor」は、
(Banking & Finance) finance the time required for a bill of exchange or promissory note to become due for payment
という意味を持っているようです。
http://www.thefreedictionary.com/Tenor

「指図式手形」(order bill)の指定に使われる、
「to yourself or order」の「order」も、
「to the order of the negotiating bank」(買取銀行の指示に従い)が省略された表現なのか、
「order」自体で名詞「指図人」を意味するのかは分かりませんが、
(後者の場合でも省略された表現と言えますが)
理解しにくいです。

英語は、
単語の持つ意味があまりに豊富過ぎて、
本当に難しい言語だと改めて思います。

英語の文法は難しいと言う人が多いですが、
英語は、
文法は非常に簡単だけれど、
語彙が非常に難しい言語であるというのが、
事実だと思います。

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