契約書を起案していた時に、
営業担当の2年目社員が、
計量単位『mt』を『メタルトン』と括弧書きしていたので、
「これ『メートルトン』が正しいと思うよ」と指摘した上で、
メートル法による『トン』と、
ヤード・ポンド法による『トン』との違いを説明しました。
それで納得して進んでいたのですが、
昨日、
その上司である営業課長から、
「『mt』は『メタルトン』が正しいので修正するように」
との指示が入りました。
ちなみに、
"メートルトン"でググると、160,000ヒット、
"メトリックトン"でググると、10,900ヒット、
"メータートン"でググると、1,170ヒット、
"メタルトン"でググると、319ヒットです。
そして、
"メタルトン"の319ヒットの中に、
計量単位として使用されている例はありません。
そこで、
その営業課長に、
その業界では『メタルトン』という単位が一般的に使用されているのか確認したところ、
そういう訳でもなく、
『トン』としか言わないと。
ただし、
年配の方は『メタルトン』と言うこともあると。
結果として、
やはり『メートルトン』では違和感があるとのことで、
英語で『Metric Ton』と記載することになりました。
ご参照までに、
ウィキペディアでは『トン』を以下のように説明しています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%B3
ちなみに、
「meter」の発音は「ˈmiːtə」、
その形容詞形である「metric」の発音は「ˈmɛtrɪk」です。
「ˈmɛtrɪk」が「メタル」に聞こえたという、
『メリケン粉』が『American』から由来するのと同じ経緯の気がしますが、
こういう話を、
私は非常に面白く感じます。
やはり根本的には、
法務マンではなく、
語学屋なのでしょう。
ちなみに、
「meter」の発音は「ˈmiːtə」、
その形容詞形である「metric」の発音は「ˈmɛtrɪk」です。
「ˈmɛtrɪk」が「メタル」に聞こえたという、
『メリケン粉』が『American』から由来するのと同じ経緯の気がしますが、
こういう話を、
私は非常に面白く感じます。
やはり根本的には、
法務マンではなく、
語学屋なのでしょう。
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