2015年5月26日火曜日

BLJ2015年5月号『国際動産売買契約における瑕疵担保・紛争解決条項の留意点』

改めて読み直してみましたが、
コンパクトに良くまとまっている記事で、
とても参考になります。

最初に読んだ時の感想を見直してみたところ、
「特に、
青山大樹弁護士の記事は、
期待が大きかっただけに、
落胆も大きかったです。
もっとも、
CISGに馴染みのない人にとっては、
参考になる内容だろうと思います。」
という辛口の感想でしたが(苦笑)。

内容は、極々基本的な内容ですが、
現行民・商法、改正民法案、CISGを比較している記事はなかなかないですし、
また、
日本法における英文条項の有効性という問題意識を、
おそらく誰よりも持っている青山弁護士による記事ですので、
参考英文も(文字通り)参考になります。

それが法務担当者がよく読むBLJの記事だということで、
他社の法務担当者との議論の土台としても使えると思います。

但し、
「紛争解決条項」 の部分は、
紙面を埋める目的だったのでは?
と思えるほど薄い内容で、
記事のインパクト&役目を考えると、
「瑕疵担保条項」に集中して欲しかったと思います。

青山弁護士による、
『条文から分かる 民法改正の要点と企業法務への影響』も、
amazonで予約しました。
(追記:素晴らしい内容の本でした)

今後も、
青山弁護士による記事&書籍は、
すべてチェックしていこうと思います。
できれば、
『日本法における英文条項の有効性』で、
一冊出して欲しいと思います。
(追記:現在、その点への問題意識は薄くなっているようです)

マメに本人に感想をメールで送っておくと、
今後に繋がって良いかもしれません。

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