2016年2月12日金曜日

株式会社Nicogory

2/12付のCeongsuさんのブログ記事で紹介されていた会社です。
http://ameblo.jp/legal-practice-in-house/entry-12127761967.html
https://corporate.nicogory.co.jp/
http://urano.nicogory.pink/

たしかに、かなり面白い会社です。
以下、『週刊ダイヤモンド』の記事です。
http://diamond.jp/articles/-/76895

「(前略)
それも、「お金がなくて自己破産するのに着手金だけで20万円も掛かるのはおかしい。本来、皆が使えるはずの法律サービスが一部の人のものになっているのでは」と感じていたからだ。

 そんな浦野幸さんが確信しているのは、ニコゴリーのようなサービスが普及すれば、単純な法律業務は機械が取って代わり、10年先を見据えれば法律専門家の役割は大きく変化するということである。
(後略)」

これはまったく、
私が感じていることと同じです。

私個人は、
極めて低レベルに、
(翻訳&通訳サービスを含む)日本語&英語におけるコミュニケーションの明確化と、
強行法規の制定(されたら良いなというwishful thinking)で、
取引法務の簡略化を志向していましたが、
浦野さんが志向しているものは、
それとはまったくスケールが違います、、、

早速、ID登録して試してみましたが、
まだβ版ということもあり、
実用段階にはないように思えます。

・内容の正確性をどう担保するのか?
・利用料金をどうするのか?
・(利用料金と合わせて)どこから収益を上げるのか?
・現状の内容(&現状の法制・法手続き)だと、結局専門家の紹介サイトにしかならないように思えるが、どうするのか?
などの疑問も感じました。

もっとも、利用者を、
「自分で考えることができる人」
「その結果について自分で責任を取れる人」
に絞っているので、
それを貫けば、
「内容の正確性の担保」は問題とならないと思います。

しかし、そうすると、
今度は利用者の拡大という面で、
問題が出てきそうです。
「自分で考えることができる人」
「その結果について自分で責任を取れる人」
が、どの程度いるのか?
そして、その人たち「だけ」を助けることに、どの程度の意義があるのか?

その点を突き詰めていくと、
結局は「行政」「政治」の問題になりそうです。

いずれにせよ、
方向性としては、
私自身の興味とドンビシャで、
今後もフォローしていこうと思います。

浦野さん本人は、
ありえないほど頭が良い&行動力の持ち主なので、
(勉強しないで東大に進学&1年休学してバックパック旅行)
私には、まったく共感できないと思いますが、
http://www.igyosyu501.jp/info/item-5-755.html
それはそれとして、
純粋に能力の高い人を尊敬できる人間になりたいと思います。

(追記)
3月6日(日)に開催された、
浦野さんがパネリストとして参加されたJAISTシンポジウムを見てきました。
パネルディスカッションでは、
浦野さんがどれほど頭の良い人なのかというのは、
正直分かりませんでした。

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