2019年1月15日火曜日

名古屋城天守の再建&バリアフリー化問題

今朝(2019年1月15日)の朝日新聞デジタル版に掲載されていた記事ですが、
木造で再建予定の名古屋城天守にエレベーターが設置されていないことから、
障害者団体から強い反発を受けているとのことです。
http://news.asahi.com/c/ao7Ffrjmg22Tk1aA

ちなみに、
「天守閣」は俗語で、
正式名称は「天守」なんですね。
初めて知りました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%AE%88

名古屋城天守は、
子供の頃から何度も行っていますが、
まるでデパートみたいで、
(特に最上階の土産物売り場)
情緒もヘチマも無いなと、
不満に感じていましたが、
こういう記事を読むと、
なるほどと、
複数の異なる視点を持つことの大切さを実感します。

個人的には、これまでずっと、
木造&エレベーター無しで、
史実に忠実に復元して欲しいと思ってきましたが、
(正に河村たかし名古屋市長の計画と同じです)
「木造天守にスプリンクラーや避難路はつけるのに、エレベーターは『史実に忠実でない』と設置しないのはおかしい」
という障害者団体の主張も、もっともです。

また、「現代の城は史跡であって、軍事施設ではない。公金を使った史跡復元は、子連れの家族、障害者、お年寄り、すべての人に開かれるべきだ」
という、千田嘉博・奈良大教授の意見も、もっともです。

伊勢神宮の社殿など、
今も現役で使われている建物は別ですが、
(そもそも一般の健常者も入れませんが)
今から再建する城の天守なんて、
テーマパークのアトラクションと本質は変わらないと考えれば、
エレベーターを設置するのが合理的だと思います。

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