2015年11月25日水曜日

『ニューヨーク州弁護士が教える 英文契約書の基礎』(松崎謙・著)

ざっと読んで、
中途半端な内容だと辛い評価をした本ですが、
まったく別のウェブ検索をしている時に、
『企業法務マンサイバイバル』の同書の書評に行き当たりました。
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/52438571.html

これを読んでいると、
自分の中での評価も変わってくるのが、
不思議と言えば不思議です。

しかし、
「本書まえがきにもあるとおり、今後も英文契約書のドラフティングのニーズは高まる一方です。それに伴って、そのノウハウをまとめた書籍も出版され続けると思われます。そんな中、1冊めの本書、具体的なドラフティングバリエーションを学ぶための山本『英文ビジネス契約書大辞典 増補改訂版』、そしてそれらに肉付けをしていくための平野『体系アメリカ契約法』&『国際契約の<起案学>』という英文契約4点セットは、しばらくの間鉄板として君臨し続けるのではないでしょうか。」
と締めていますが、
山本『英文ビジネス契約書大辞典 増補改訂版』
平野『体系アメリカ契約法』&『国際契約の<起案学>』
の3冊すべて、
極めて読みにくくて使い辛いというのが私の評価なので、
松崎『ニューヨーク州弁護士が教える 英文契約書の基礎』も、
やはり読みにくくて使い辛いという私の評価には、
一貫性があると言えるのかもしれません。

その他、はっしーさんが紹介&高評価している各書を見ても、
はっしーさんが、一般的な「読みにくさ」をまったく意に介さない人であることが、読み取れます。
まさに、法務マンの鑑と言えるのではないでしょうか。
『判例100選』すら読めない私とは大違いです。

自分は法務という仕事に向いていないのではないか?
という疑念が改めて湧きます。
少なくとも、はっしーさんの部下としては務まらないでしょう。

それでも、
仮にも国際法務担当者である以上、
山本『英文ビジネス契約書大辞典 増補改訂版』を除く、
上記の3冊は、
しっかりと読み込んでおくつもりです。

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